12月10日(日)に大阪大学 村宮ゼミと、慶應義塾大学 保田ゼミと、合同ゼミを行いました。今年は大阪公立大学杉本キャンパスに、両ゼミの皆さんをお招きして、研究報告会を行いました。
他大学との交流は初めてのことだったため、私たち10期生はとても楽しみにしていました。
各ゼミの紹介のあと、まず保田ゼミの2チームの報告を聞きました。どちらもESGをテーマにしたもので、1チーム目は日本語、2チーム目は英語での発表でした。
1つの企業に対してESG視点でのアクションプランを提案するという内容の報告の中で、競合他社の事例を詳しく紹介した後に、今後のアクションプランを具体的に提案していくところが、アクションプランの提案の説得力を増しており、私たちも勉強になりました。
次に村宮ゼミの3チームの報告を聞きました。3チームとも日経ストックリーグに向けて、ポートフォリオを作成しており、個性豊かな発表を聞くことができました。私たち10期生は、ストックリーグに向けての研究や、スクリーニングなどを行ったことがないのですが、各チームが1つのストーリーを設定し、そのストーリーに基づいてスクリーニングを行い最終的にポートフォリオを作成するという流れが興味深かったです。わかりやすく相手に伝わりやすいストーリー作りの重要性を改めて感じることができました。
そして最後に、私たち宮川ゼミの10期生で2つの報告を行いました。私たち10期生は6人全員で、「小林製薬の企業価値算出プロジェクト」、「ファミリー企業の競争優位と人的資本の関係性」の2つのテーマで研究を行ってきており、合同ゼミでは3人ずつに分かれて発表をしました。
企業価値算出プロジェクトの発表では、小林製薬に訪問した際に40分間で行った発表内容を15分の時間制限の中で、いかに要点を取りこぼさずに伝えられるか、というところにこだわりました。プロジェクトの概要を伝えた上で、発表内で必要不可欠なシナリオに絞って発表をしたのですが、他大学の学生からの質問や、保田先生からのアドバイスを頂く中で、発表内では完全に伝えきれていないことに気づくことができ、制限時間の中で、わかりやすくかつ的確に発表をできるようになることが今後の課題であると感じました。
また、ファミリー企業に関する研究はCORE論文に向けて進めているもので、先行研究の紹介から仮説の設定までの途中経過を発表しました。発表後の質疑応答では、仮説を導く理論の展開の中で先行研究の発表の流れが適切ではないのではないかとの指摘を受けました。その他自分たちだけでは気づいていなかった新たな発見があり、ゼミ外の方の貴重な意見がもらえて、今後の研究に活かしていこうと思いました。
杉本キャンパスでの合同ゼミの後は、天王寺に移動し懇親会を行いました!大阪らしい串カツやたこ焼きのあるお店で、研究報告会では伝えきれなかった感想やアドバイスを伝えあったり、普段のゼミ活動の様子など、楽しくお話をしました。他大学の学生と意見交換をすることで、普段のゼミ活動とはまた違った考え方を得ることができ、とても楽しく充実した時間となりました。
合同ゼミでは他大学の発表を聞き、質疑応答を行うことを通し、学ぶことが数多くあり、刺激をたくさん受けました。
今年は本校がホスト校だったことから、研究を行いながら、さまざまな合同ゼミの準備をしてきました。もっとおもてなしができた部分や反省点もいくつかありますが、この貴重な経験を通して、残り1年と少しのゼミ生活で、自分がどのように行動していくべきか考えるとてもいい機会となりました!
大阪大学 村宮ゼミの皆さん、慶應義塾大学 保田ゼミの皆さん、ありがとうございました!