宮川コラム ここには宮川先生がゼミ生向けに発信された熱いメッセージの数々が掲載されています。先生が日頃からゼミで指導されている考え方やちょっとしたエピソードや昔話などユニークな経歴を持つ宮川先生ならではの様々なテーマがエッセイ風にまとめられています。ゼミ生や本学の学生を越えて多くの方々からご支持頂いている珠玉のメッセージを是非呼んでみてください。先生の気分によって不定期に増えていきますので要注意! 宮川研究室の野望 宮川研究室の研究分野や研究プロセス、考え方やポリシーなどを説明していきます。当研究室の詳細に興味がある方は是非読んで下さい。 Season I 1号館わきベンチの使用方法 大学で行う「学問」は高校までの「勉強」と何が違うのか。他人の視線や通説に囚れることなく自分の独創的な考え方を理論的に構築できる大学生になろう。 商学部の理由 商学部とはなにを学ぶところだろうか。多くの学生が勘違いしている「実践的」学問という言葉の定義を深く考えよう。 ボウタイの理由 私が講義で正装するのには理由がある。大学の教室は新たな「知」が生まれる神聖な場所である。その場所に臨む決意と学生諸君への敬意を表するためである。 一流のノートと超一流のノート 人の話を聴くときにはまずノートを出そう。小さいメモ用紙はいけない。話をする時、話を聴く時にはお互いの緊張感を維持するための「お作法」があるのだ。 P先生のこと 私の大学院時代の話をしよう。P先生の辛辣な指摘はいつも教室を凍らせた。P先生から「もう来週から君は来ないでくれ」言われてしまったQ氏の理由について考えてほしい。 質問の組み立て方 質問の要領を考えよう。質問している本人も何を聞きたいのかわからなくなってしまう質問がある。質問するときは自分の聞きたいことを3段階で組み立てるといい。 「こうあるべきだ」は虚しい主張 まずは減少をつぶさに、そして謙虚に観察しよう。何らかの因果関係によって現象が起きているのだ。現実こそが実は科学的なのである。「こうあるべきだ」という安易な主張は思考を停止させる。 人のふり見ず我がふり直せ 行列のできるラーメン屋が必ずしもうまいラーメンを作るとは限らないというカラクリを考えよう。人間の模倣的行動がブームを作る。しかし、往々にして大勢の人々の同一的行動に誤りがあることが多い。 プロのプレゼンと素人のプレゼン 相手の立場に立ってプレゼンを行えるのがプロである。素人は無意識のうちに自分にとってわかりやすくて心地いい自分中心のプレゼンをしてしまう。その過ちの類型を紹介しよう。 2012年3月30日の出来事 実は私も諸君と同じように就職活動を行った。その日、応接室でリクルートスーツをきた私の緊張は頂点に達していた。失うものはないと腹をくくった。やがてそのオジサンは現れた。 Season II 文系と理系って正しい分け方? 宮川研究室は元気いっぱいの2期生12名が入ってきてさらに賑やかになりました。SEASON IIの第1稿はふとしたきっかけで文系と理系という概念について考えてみました。 モデルとコーポレート・ファイナンスの関係 ファイナンスの教科書には「モデル」と呼ばれるものが出てきます。これは一体何をやろうとしているのでしょう。今回は「モデル」という道具についてわかりやすく解説してみました。 知のダンディズム再考 宮川研究室のスローガンである「知のダンディズム」。ダンディズムという言葉の意味をもう一度改めて考えてみました。ゼミ生である以上きちんと知っておかねばなりません。 理念とビジョンと計画と 経営理念と経営ビジョンの違いは何でしょうか。また経営計画はなぜ必要なのでしょう。企業分析の資料収集をきっかけにいろいろなことを考えてみましょう。 働かないアリのおはなし 最近読んでとても感動した本を紹介します。興味深い内容は非常に幅広い論点を提供してくれます。私は著者の主張に感動しました。 思考がドライブする? 人間は知っていることをしゃべったり書いたりしているのか、あるいはしゃべったり書いたりしているうちに知るのか。 師匠の研究室 今回は、私の師匠である現一橋大学大学院伊藤彰敏教授の話です。ま、どんなにがんばっても私がかなわない人、ですな。 試験監督をしていて気づいたこと 後期末試験の監督の際に730番教室で見たさわやかな光景をご紹介したくて。本人にとっては当たり前のことなんでしょうけど。 計画された偶然とは? 自己分析して、自分に向いている仕事を考えて、業種を絞って・・・今回はそういう就職活動の常道が間違っているという主張です。 人はなぜ群れをなすのか なぜさほど優秀とは思えない人が要職に就き、なぜさほど優秀ではない企業が淘汰されずに生き残るのか、遺伝子を残す上で正しい戦略である群れる行為を考えます。 レイバーとワークとプレイの違い 人の言うとおりに決められた仕事をするのがワーカーで、自分で面白がって仕事をしているのがプレイヤーです。どちらがいいという話ではありません。 宮川流交渉術 5 か条 交渉には事実関係の整理が必要です。しかし、意見の対立は事実に存在するのではなく、事実に対する双方の理解と考えにこそ存在します。 Season III ワシントン大学の桜に間に合いました ワシントン大学の桜に間に合いました(No.1) 2015 年 3 月 23 日 宮川壽夫えー私こと、このたびシアトルにありますワシントン大学フォスタースクールオブビジネスに客員研究員として半年間の赴任をすることと相なりま […] 住む家が決まりました 住む家が決まりました(No.2) 大学からバスで北へ 15 分足らずのメイプルリーフというおしゃれな名前の街に住むことにしました。 名前の通り緑に囲まれ、歩いて 5 分のところに巨大グロサリー「SafeWay」があり、歩 […] オリエンテーションに参加しました オリエンテーションに参加しました(No.3) ま、とりあえず家は決まったわけだけど、これからなにをどうすりゃいいのか、大学は一体いつから、そしてどこに行きゃいいものなのか、さてどうするかと考えているときに Theresa […] 大家の Pam さんを我が家に招待しました 大家の Pam さんを食事に招待しました(No.4) 大家の Pam さん、とにかくめちゃめちゃ親切でいい人。こんな気遣いのできる人見たことない。彼女なくして私のシアトルでの生活は考えられません。 家の中は彼女の心遣いで […] ここが私の仕事場です これが私の仕事場です(No.5) 私の仕事場ですが、前々回登場した Theresa Maloney がずっと持ってくるのを忘れていた鍵をようやく持ってきてくれまして、ご覧のような個室の研究室に入ることができました。場所は […] ここがワシントン大学自慢の図書館です 図書館 Suzzallo と Allen の魅力(No.6) ワシントン大学のキャンパスには全部で 16 の図書館があります。その中でも有名なのがこちら中央図書館とも言うべき Suzzallo library。決して国立 […] 見てくれ、優雅なユーダブキャンパス 優雅なキャンパス風景(No.7) シアトルに来てちょうど 1 ヶ月が経ちました。ずっと観光客気分でオタオタきょろきょろしながらキャンパスを歩いていましたが、徐々に自分を取り戻しつつあります。研究室や図書館を行き来すること […] 休日の読書場所とご近所さん 休日の読書場所とご近所さん(No.8) おいおい、もう 1 ヶ月が終わっちまったぞ。もう残り 5 ヶ月になっちゃったよ。常にあくせくしていないと落ち着かない、落ち着いていると落ち着かない。まさに 25 年間にわたる多忙な […] セミナーに参加しています フォスタースクールのセミナーに参加しています(No.9) いろいろとフラフラ歩きましたが、どこまで行ってもキャンパスで、今もさらに拡張工事が行われています。聞くところによればキャンパスには 200 を超える建物があるそう […] Bill んチでバーベキュー Bill んチでバーベキュー(No.10) Bill と Nancy 夫妻のご自宅にお呼ばれしましてバーバキューをごちそうになりました。Bill は不動産屋の社長や地元の大地主などではなく、ごく普通のサラリーマンのはずな […] バス通学しています バス通学しています(No.11) 大学まではバスで通います。シアトル市内はなんてったって縦横無尽に走るバス路線が便利です。車を買う余裕がない私はどこに行くにもバスを使います。UW のハスキーカードがあればどこでどう乗ろう […] Billはほんまもんのカウボーイ Billはほんまもんのカウボーイでした(No.12) 前回紹介した Bill。実はほんまもんのカウボーイでした。 Bill の自宅にはカウボーイハットの数々。これには相当カネがかかっているとみた。写真には撮ったけど、こ […] 本場のビジネススクール体験記 ビジネススクールの講義に参加しました(No.13) たまになんですが、狂ったように自分を追い込むことがありまして、こちらワシントン大学フォスター スクールオブビジネスがエグゼクティブ向けに開講する「Global Lead […] 英語の勉強は料理番組で 英語の勉強は料理番組で(No.14) テレビが面白くて、くだらない。一体いつの番組なんだよというようなずっと昔の白黒ドラマを延々と流し続けている局もあれば、お笑いばっかりやっている局もあり、何と言っても視聴者参加型番組が […] ゼミ生が来ました ゼミ生が来ました(No.15) ゼミ生がシアトルまで押しかけて参りました。なかなかのやつらです。きっとお金も大変だったろうに、きっと就活後でしんどかったろうに、きっと何かといろいろ迷ったろうに、でも、わざわざ会いに来てく […] フットボールシーズン開幕 フットボールシーズン開幕(No.16) こちら、待ちに待ったフットボールシーズンの開幕です。大学のキャンパス内にあるハスキースタジアムでユタ州立大学との試合が行われました。ハスキースタジアムはワシントン大学のフットボール […] Season IV 就職活動最前線(1984年の物語) こちら20ページの原稿です。長いお話なのでご注意を