これが私の仕事場です(No.5)
私の仕事場ですが、前々回登場した Theresa Maloney がずっと持ってくるのを忘れていた鍵をようやく持ってきてくれまして、ご覧のような個室の研究室に入ることができました。場所は Mackenzie Hall というこれまたオシャレなネーミングの校舎の 3 階なのですが、部屋は大阪市大の研究室のほぼ半分くらいの狭さでまるで監獄のようです。この建物の 2 階と 3 階がどうやら私のような客員教員向けのオフィスになっているようで、ずっと部屋がいくつも並んでいて、共同トイレとシャワー室、休憩室にはコーヒーメーカーとコピー機が設置されています。ただ、ひょっとすると私がこれなしでは生きていけないほどこよなく愛する冷房という設備がないような。いくらシアトルの夏が快適でもコレはまずい。
ただし、この独房からの眺めはご覧のとおり。部屋の窓から写真を撮りました。このグリム童話に出てきそうな建物は Denny Hall という校舎です。この広い芝生は Denny Yard と呼ばれています。この大学、やたらと芝生広場が多い。キャンパス中が緑に囲まれています。暖かい日が差し始めた芝生ではしょっちゅうリスを見かけます。このリスたちがこれまた何匹もフワフワと飛ぶように優雅に芝生を駆けめぐるので、最初はなにか幻覚でも見ているのかと思いましたが、このコたち、自宅の庭にも時々出没するのでようやく見慣れました。
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本稿は宮川研究室ゼミ生に向けて発信されたメッセージであり、ゼミ生の問題意識を喚起することを目的としたものです。
本稿における観察及び意見は宮川壽夫の主観による個人的見解であって大阪市立大学の考えを代表するものではありません。
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