フットボールシーズン開幕(No.16)
こちら、待ちに待ったフットボールシーズンの開幕です。大学のキャンパス内にあるハスキースタジアムでユタ州立大学との試合が行われました。ハスキースタジアムはワシントン大学のフットボール専用グランドでありながら、72,000 人収容という日本の旧国立競技場よりも数段大きなスタジアムです。ワシントン大学の試合が開催されると朝から交通規制になるわ、専用バスが出て渋滞になるわ、町中がスクールカラーの紫を着た人々であふれかえるわ、ハスキー犬は走り回るわ、私は試合会場になんぼなんでも早く着き過ぎるわ、で、まー大変な騒ぎになります。
試合前からマーチングバンドがグランドで演技を行い、体格がかなり頑丈なバトントワラーのリーダーがスタジアムの雰囲気を盛り上げます。フットボール専用スタジアムなので、日本の競技場のように周りにトラックがあるわけではないので(当たり前ですけど)、グランドは観客席の間近に見えます。
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100年を歴史を誇るマーチングバンドの演技。総勢何人かはわかりませんが、大規模な数のバンド軍団はほぼ主役の位置づけ。見事でした。
米国の大学スポーツの真骨頂。とくと見せていただきました。フットボールもすごかったですが、このマーチングバンドの応援がすごかった。なにより、たかだか大学のフットボールの試合なのに町中がノンキに盛り上がっているのもおもしろい。やはり教育は産業、学生スポーツは興業、良くも悪くも徹底したアメリカ濃度凝縮の雰囲気。試合は記録的なランなども出てわがハスキーズ・ワシントン大学が31対17でスカッと勝利を収めました。さて、そんなこんなしているうちに、そろそろ私もシアトルを去る日が近づいて来ております。シアトル去りがたし・・・。
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試合前のアップの様子。
席の埋まりはかなり遅い。ワシントン大学のマスコットはハスキー。「DAWGS!」の声援が飛ぶ。なかなかいい。ハスキー犬なのでDAWGS。
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席の埋まりが遅いなと思っていましたが、試合が始まるとほぼ満席に。前の方の席は試合展開が見にくいので敬遠されています。トーシローの私たちは前から7 番目の席ではしゃいでました。観客は 6 万人を超えたことが発表されました。
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老いも若きもみんな紫色。
明治大学の試合でもここまで紫には染まらない。でも紫色のスクールカラーは改めてカッコイイ。
本稿は宮川研究室ゼミ生に向けて発信されたメッセージであり、ゼミ生の問題意識を喚起することを目的としたものです。
本稿における観察及び意見は宮川壽夫の主観による個人的見解であって大阪市立大学の考えを代表するものではありません。
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