2024年11月26日、堺化学工業株式会社本社にて、「企業価値算定プロジェクト」の最終報告が行われました。本プロジェクトは約半年間にわたり進められ、その集大成となる今回の報告会には、社長、役員、社外取締役をはじめ、多くの方々にご参加いただきました。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。
プロジェクトの報告では、まず過去10年間のマルチプル分析や財務分析を通して、同社の現状や市場からの評価を整理しました。その後、独自に策定した2つのシナリオをもとに、今後5年間の業績を予測し、企業価値を算定しました。また、新中期経営計画『変革・BEYOND2030』の発表を踏まえ、様々な改革が株価に十分織り込まれているのかどうかという点も考慮に入れた上で、今後の課題や期待について意見を述べました。
同社の分析を進める中で、公開資料の読み込みや2度のミーティング、堺事業所の見学などを通じて、同社の強みや現場の魅力を深く知ることができました。その学びを分析に活かし、独自の視点で同社の企業価値を算定することができたと感じています。
当日の発表では、一部スライドの数値に誤りがあることに気づき、緊張が走る場面もありましたが、これまでの準備を信じて堂々とやり遂げることができました。質疑応答では、皆様からたくさんのご質問をいただき、本当に熱心に聞いてくださっていることを実感し、半年間の努力が報われたと感じる瞬間でした。
報告会後には懇親会も開催され、分析内容や実務に関する具体的なご意見交換のほか、社会人としての心得やキャリアに関するアドバイスもいただきました。終始和やかな雰囲気の中、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
本プロジェクトを通じて、堺化学工業の皆様には多大なるご協力をいただき、心より御礼申し上げます。このプロジェクトを通じて得た経験は、私たちにとって大きな財産です。これからもこのご縁が続いていくことを心から願っています。最後に、この機会を繋いでくださった宮川先生にも深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました!