12月6日(火)に10期生が小林製薬中央研究所を訪問しました。広報IR部の中村さん、上之原さん、田角さんに案内して頂きながら研究所を見学した後、11月に私たちが小林製薬本社で行った企業価値算定プロジェクトの最終報告についてディスカッションを行いました。
まずは、研究所の内部を1時間ほどかけてじっくりと見学させて頂きました。研究所ということで主に新製品の開発をイメージしていましたが、既存製品の品質管理など他にも重要な作業が多く行われていることを知りました。製品が店頭に並ぶまでには地道な過程を多く経ているということは、実際にこのような現場を見てみないとなかなか分からないことであり、私たちにとってとても貴重な経験になりました。
研究所見学の後は、企業価値算定プロジェクトの最終報告についてディスカッションを行いました。主に最終報告について私たちが気になった点への質問に答えて頂き、どのシナリオが現実的であるかということや、企業価値算定におけるWACCの妥当性などを知ることができました。今回最終報告を自分たちでもう一度見直してみると、シナリオに少し強引なところがあることや、あまり深く考えずに企業の永久成長率を設定していたと気付きました。また、現在私たちはファミリー企業の人的資本について研究を行っており、ディスカッションの後半には人的資本についても色々と意見を伺いました。ディスカッションを通じて人的資本という目に見えないものをどのように数値にするのか、その難しさを改めて感じました。
その後、場所を茨木駅の方に移して懇親会を行いました。10期生と中村さん、上之原さん、田角さんの合計9人での懇親会となりましたが、実務の話から普段のゼミ活動、人的資本に関するものまで様々な話題でとても盛り上がりました。
今回の研究所訪問を通じて、私たち10期生の中にはより小林製薬に対する愛着が湧きました。中村さん、上之原さん、田角さんには貴重な時間を割いてこのような場を設けて頂き、また懇親会までごちそうして頂きました。本当にありがとうございました。