こんにちは、7期生の鳥海です!
今日は講義中、先生の話を聞いて感じたことを書こうと思います。
今日はゲッコーの演説に関する考えを教室全体で言いあいました。その中で「欲は株式会社USAを立ち直らせるという考えは正しいと思いますか?」という問いの中で、それは正しいと思いますって意見が多かったんですよ。
それって「人間は合理的だ」って条件が自分の頭の中にあるから、そういう意見になるのかなと、最後の先生の話を聞いて思いました。先生は、人間の非合理さも経済の発展には重要なのかもしれないって仰っていて、自分も、人間は欲に忠実に動いて、それ以外のことは考えない合理的な生き物だって勝手に仮定していた気がします。
自分が何を言いたいのかというと、人間って、自分が考えやすいように勝手に条件をつける癖があるのかもしれないってことです。もちろん、物理学では摩擦のない完全な世界を仮定するから、学問が発展するわけだけど、その次のステップとして、摩擦がある世界を考えることってめちゃくちゃ難しいし、本能的にしたがらないのかもしれない‥笑
だって、自分のわからないことがいっぱい増えるから。笑
でも、自分の想像する仮定を見直して、もしかしたら違うかもしれないって懐疑的になってあげることで、思い込みの強さは直せる気がします。今回でいうと、人間の慈愛とか、そういうしゃらくさい考えだって組み込んで、問いを考えれたなと思います。とりあえず、そういうことができるようにちょっと努力してみようかな〜
櫛田一輝
僕も「欲は正しいか」の問いに対して正しいと答えた内の1人ですが、先生の話を聞いて初めて自分が都合の良いように考えていたことに気がつきました。自分の意見は偏っていると常に意識しつつ考えなきゃいけないなあと改めて思いました。物事をある程度考え進めると、考える要因が増えてごちゃごちゃになって、分からん!ってなってしまうけど、そこを嫌がらずに立ち止まって考えられるように努力します。
それと同時に、宮門会の二次会で小坂さんが仰った、「科学的思考はある日突然できるものではない」という言葉を思い出しました。やっぱり自分の内側で考える時点では自分の意見が偏っていることに気がつきにくく、自分の意見を口に出して言うことで気付けると思うので、意識することと意見を口に出すこと、改めて頑張ろうと自分を戒めるきっかけになりました。
宮川壽夫
非常にエキサイティングな講義ができました。二百人の教室なのに次々と自主的に手を挙げる人が現れて盛り上がりました。
Greed is Goodは正しいか?これがテーマでした。ゲッコーが言うとおり、人間の欲があるから経済という仕組みは回っている。儲けたい欲を持つ投資家が市場に資金を投入し、成功したい欲を持つ経営者がそれを生かす。そこまでは正しい。しかし、それは人間の欲という機能を説明したに過ぎない。個人の欲が大きければ市場が繁栄するということと同義ではありません。もしもこの教室で火事が起きたらどうなるだろう?全員が逃れたいと思って出口に殺到したら全員が焼け死ぬ可能性がある。この説明をするころには教室がシーンと静まり返り、全員が前のめりになって考えている「白熱教室」が実現しました。
いまさら自分の意見を口に出して言うように頑張ろうなんて、そういうレベルのハナシしてる場合じゃありませんよ。
櫛田一輝
多くの人が自分の意見を持ち、次々と発言するあの雰囲気が凄く楽しかったです!
人間の欲が株式市場でどのように機能しているかまではすんなりと自分の中に落ちてきますが、それは「欲は善だ」とはまた違う話で、そこからさらに深く考え進めることがとても難しいです。先生の火事の例には、自分がいかに都合良く考えていたのかを思い知らされました。
自分の考え方について考え直す、良い機会でした。自分の中を整理しつつ、もう1回映画を見直してみようとおもいます。