実家に戻って1ヶ月。毎日美味しいご飯が出てくるので、最近「顔が丸くなったね。」と言われて焦っている7期生の谷上です。明日は15分だけの卒業式(実際は授与式ですが)、久しぶりにゼミ生や大学の友人と会えることを楽しみにしています。大学生活を振り返ると、やはり先生のもとで学んだ日々が一番の思い出です。
私は、ゼミではよく喋る方だったと思います。でも、そのほとんどは深く物を考えずに発言していました。その事を何度も先生に注意され、それでもミスを繰り返してしまいます。「あ~何でまたやっちゃうんやろう…」と自分が嫌になり、次の日に研究室に相談に行きました。私、何でか分からないんですけど、先生と二人きりで喋っていると、ポロポロ涙が出てくるんですよ。先生はうんうんと頷いて、明るく私を励ましてくださいました。
卒論から自分自身のこと、毎週のように研究室に行っては先生に相談していました。ゼミの発言や就活、HPでの情報発信のこと。言って良いこととマズイこと、もう大学生にもなるのにこの線引きを間違えてしまい、先生には沢山の事をご指導して頂きました。「どうしてコレじゃダメなんだろう」と、つい思考がストップする時もありました。でも家に帰って冷静になると、先生の言っていることが理解でき、人の気持ちを思いやること、物事をよく考えて発信する力がまだまだだと、自分の未熟さを痛感します。
先生に言われて嬉しかったことも沢山あります。その中でも1番嬉しかったのは、3回生では「えみちゃんは100回に1回良いこと言うね~」だったのが、「30回に1回」になり、現在は「10回に1回良いこと言える」ようになったことです。(皆さんはお気づきでしたか笑)卒論発表でも「ブルドーザーのように突き進む」と先生に紹介されたのも、気に入っています。だって人と被らないキャッチフレーズだし、格好良くないですか?
ゼミに入って先生の指導を受けながら、この2年半、初めて自分自身と向き合えたと思います。理論(原点)に立ち返って考えることと、人生で己を見つめること。リスクをとるものがリターンを得られることと、今お金や時間を自分に投資して、将来幸せになること。コーポレートファイナンスは人生に似ていると先生はおっしゃいますが、今なら凄く分かります。(この先の人生でもっとそう思うはずです。)
パワフルかつスマートに、愛あるご指導をしてくださった先生、本当にありがとうございました。でも、ブログに書いただけじゃ、この感謝の気持ちは伝えきれません。また環境が落ち着きましたら、直接ご挨拶に伺います。
宮川壽夫
谷上エミリー、実によくがんばりました!私にとっては本当に頼りになる学生でした。なんだかずいぶん長い付き合いをしたような気持ちがします。実際、君と話をした時間はきっと他の学生より長いし、ゼミに入る前から研究室に来たことを考えると確かに長いかも。
キミは反省ばかり口にしますね。そう、反省することはいいことです。お互い日々反省しましょう。しかし、キミが反省すべきと思っている点の100倍くらいキミには自慢できるすばらしいところがあります。キミだけしか持っていないキミの自慢できるすばらしところ、私は数えきれないくらい知っていますよ。それを私がもっと表現して励ましてやればよかったと今は私の反省点になっています。
卒業記念DVDにその気持ちを表現しようと工夫しましたが、短い言葉に凝縮することって難しいんだな、これが。特にキミに対しては、まるで高級なバスバブル入浴剤を入れた時の泡のように次から次へと言葉があふれてきてしまうから。で、どうしてもあきらめきれずに、その名残惜しい気持ちが卒業記念DVDのメッセージ最後の一文になってしまいました。迷った時には戻って来て話を聞かせてください。そして、またしつこく話の続きをさせてください。師弟関係はこれからも続きます。
谷上恵海 投稿者
卒業記念DVDの先生からのメッセージを、家に帰ってからしっかりと読み直しました。今までのブログでもそうですが、長文を書いていると自分の反省点を思い返し、ついつい長くなってしまいます。でもその反省点以上に、先生からは多くの励みの言葉を受け、その言葉一つ一つが自分への自信に繋がりました。人一倍の突進力がある。ただし、時に冷静になって世の中を学べ。この言葉を胸に、4月からの社会人生活を歩もうと思っています。私が道に迷った時は、真っ先に師匠である宮川先生のもとに伺います。