人に伝えることの難しさ【佐久間】

12期生の佐久間です。

 先日、宮川ゼミに入って初めて輪講レポーターを担当しました。担当の章は、「第8章 ポートフォリオ理論と資本資産価格モデル」でした。正直本当に難しく、「理解したつもりになる」というところに到達するのにもとても時間がかかりました。また、自分が理解していることを、咀嚼して人に伝えることはとても難しく、普段から積極的に自分の意見を発信することの重要性も感じました。また、そもそも内容を深く理解できていないということの気づきも得ました。

 この章では、効率的ポートフォリオやCAPMを中心に話が展開されていました。特に、効率的ポートフォリオについてはある程度理解できていましたが、標準偏差と期待収益率を軸にしたグラフの形がなぜそうなるのか全く理解できていませんでした。また、無リスク金利での貸付または借入を行うことで、選択するリスクの水準にかかわらず、最も高い収益率を達成でき、最適な効率的ポートフォリオになるというのも全く理解できないまま、輪講に臨みました。いざその話になると、やはり他の12期生も同じ壁にぶつかっていました。しかし、宮川先生が丁寧に解説してくださったおかげで、実は問題が単純なことで、グラフがそのような形になるのも、最適な効率的ポートフォリオになるのも、当然のことだったことが分かりました。先生の説明はわかりやすく、先生の教え方が上手いのはもちろんのこと、この内容に精通してるからこそのものだなと痛感しました。毎回のゼミで、多くのことを吸収できています。

 みんながわからないなりにも「ああではないか、こうではないか」と、意見を出し合って、「わかる」に近づいていく様子はとても素晴らしいもので、私もゼミの一員として貢献できるよう頑張ります。

 次の輪講レポーターは、市川くんです。よろしくお願いします。

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