私たちは、2024年6月8日(土)に、関西大学にて開催された、証券研究関西学生連盟主催の「春季セミナー大会」に参加しました。この大会では、各ブロック肯定側と否定側に分かれてテーマに沿ったディベートがおこなわれました。計24チームが6ブロックに分かれ、ブロックごとに審査員がつけた点数をもとに優勝が決定されます。今回の討論テーマは、「東証グロース市場の上場基準・上場維持基準を引き上げるべきか」でした。宮川ゼミからは、11期生と12期生が肯定側2チーム、否定側1チームの合計3チームに分かれて出場しました。宮川ゼミの結果は、否定側の1チームが優勝、肯定側の2チームは悔しい結果となりました。
私は否定側チームとしてディベート大会に参加しました。午前と午後に1試合ずつ、合計2試合を戦いました。第1試合では、ディベートにおいて、今まで私たちが準備してきたものをもとに、相手の主張を覆すとともに、自分たちの主張にうまく持っていくことで、終始相手を圧倒することができていました。第2試合は、同ブロックの中で最も強敵のチームであり、優勝を決める上で重要な一戦となりました。私たちは、相手からの質問や攻撃に対し、データをもとに客観的かつ論理的に主張や反論を展開しました。全体を通してみると、自分たちに有利な試合展開に持っていくことができていました。全員がそれぞれの強みを活かし全力で臨んだ結果、見事優勝を勝ち取ることができました。
今回のディベートを通して、大きく分けて2つのことが得られたと感じています。まず1つ目は、科学的思考の実践です。宮川ゼミに入る際、科学的思考論について学びましたが、今回はそれを実践する絶好の機会でした。ただ、いざ実践してみると、データの因果関係に注目して、客観性を保持しながら論理的に相手に伝えることは非常に難しかったです。まだまだ課題はありますが、練習を重ねるごとに、少しずつ成長ができたので、とても貴重な経験となりました。次に2つ目は、現実の市場への理解が深まったことです。今回は、グロース市場について深く考える良いきっかけとなりました。今までゼミで学習してきた理論をもとに、現実の市場を分析することで、理論とのつながりや、現実ならではの問題も知ることができました。
この1か月間、ゼミ生同士でディベートに向けて練習をすることで、自分だけでは気づけなかった視点や考えに触れることができ、そのたびに理解を深めることができていました。そして、宮川先生は、相手を説得する話し方やディベートにおいての戦い方など、自分たちにまだ足りていない部分を的確に指導してくださいました。データをもとに論理的に相手に伝えることは、これからの課題として日々向き合っていきます。宮川先生、そして11期生と12期生みなさんのおかげで、今回のディベートを通して非常に多くのことを学べました。本当にありがとうございました。この経験を活かして、今後のゼミ活動がより良いものとなるよう頑張っていきます。