野村證券 橋本さんがお越しくださいました

野村證券より、橋本さんがお越しくださいました!

 6月20日に、野村證券株式会社産業戦略開発部の橋本主任研究員がゼミの見学にお越しくださいました。橋本さんには、ゼミ活動を見学していただき、その後アナリストの仕事について、 お話を伺う機会をいただきました。

 現在ゼミでは、「上場企業が株主優待制度を導入することは企業及び投資家にとってプラスである。是か非か」といったテーマで開かれるディベート大会に向けた準備を行っています。橋本さんには、このディベート大会に向けた練習試合を見学していただき、フィードバックをいただきました。橋本さんによれば、株主優待というテーマは実務の中でも頻繁に議論されている問題だということです。私たちが勉強していることが実際にビジネスの世界でも話題になっていると聞いて、レベルが高いことを勉強してい ることを実感し、より頑張ろうと力がわきました。

 橋本さんからは、さまざまな観点からコメントをいただき、私たちが考えていなかった議論の切り口をアドバイスいただきました。大きな勉強になるとともに、もっと柔軟に発想することの大切さを知りました。私たちは理論を勉強していて、論文で証明されていることを知識として蓄えていますが、論文だけでは理解できないことも数多くあります。その疑問点を解決していただき、その理論まで教えていただけて、とても勉強になりました。また、きちんと理論を勉強し、正確な知識がないと意味のある議論ができなくなってしまうということにも気付 き、理論と実践の両方を重視する宮川ゼミの方針が改めて大事であることも実感しました。
 ディベート練習のフィードバックをいただいた後は、橋本さんから実務のご経験に関するお話を聞きました。日本におけるトップアナリストの橋本さんに、アナリストという仕事について直接お話をいただけるのは私たち学生にとって非常に貴重な経験でした。私は、これまでアナリストという職業があるということは知っていましたし、どこに所属して、どんな役割を果たすのかということはゼミで知識を得ていましたが、橋本さんから現場の臨場感あふれるお話 を聞いて「そうなんだ、すごい!」の連続でした。
 アナリストという職業は、証券会社や投資顧問会社などに所属して企業のデータや情報を調査・分析をし、企業の実情を明らかにします(橋本さんは証券会社に所属するセルサイドアナリストです)。セルサイドアナリストの仕事は、①情報収集 ②分析・加工 ③報告 の3つに分かれるとのことです。情報収集では、ある企業についての情報を徹底的に集めます。法定開示の有価証券報告書を何年分も徹底的に読み、そこで分からなかった事柄は企業を訪問して直接インタビューをして明らかにします。そうして集めた情報を次に、図やグラフにして、加工を行いながら自分なりの分析をします。最後に、投資家に向けて、レポートや、プレゼンテーションで報告します。このアナリストの仕事は、市場が正しく動いていくために、とても大切な仕事 です。

 このような仕事の中で、時としてアナリストは企業の開示が正確に行われているかどうかについても注意を払わなければなりません。有価証券報告書は法定開示であるので、企業についてすべての事が書かれていなければなりません。たとえば有価証券報告書に書くべき内容が記載されていないことがあったとしたら、それらは場合によっては粉飾などといった不正の可能性もあります。企業の不正開示は市場の正常性を毀損します。市場で決まる株価は事実を反映していると考えることが原則なので、株価が正当につかなくなると、市場の正常性が毀損され多くの人々が不利益を被ります。アナリストの方々は、企業の活動を調査・分析して企業の実情を明かにし、その企業の正しい評価を報告 することで、クリーンな市場を維持しているということがよくわかりました。

 私は橋本さんと話をしていて、アナリストという仕事は、クリーンな市場を維持し、企業に比べ情報劣位である投資家を守ることができるということが、多くの人の役に立つとてもかっこいいものだなと感じました。かなりのキャリアが要求されますが、就職してもさらにいろいろな知識を身に着けられ、成長できるということもとても魅力的でした。自分で調べるだけではわからない仕事に関して、実際に働いておられる方のお話を聞けることで、その仕事の実情 や魅力を知ることができる機会があることがとても恵まれているなと感じました。

 ゼミの後は橋本さんをお誘いして、みんなでおなじみの「てこ」へお好み焼きを食べに行きました。先ほどのゼミに加え、仕事での出来事など、めったに聞くことができない貴重なお話をたくさんしていただきました。特に野村證券時代の宮川先生と橋本さんは長いお付き合いで、昔はお互いの仕事で協力し合
ったり、同じ部門で一緒に働いたことがあったりしたそうで、当時のお話をお聞きして、とても盛り上がりました。職場が変わってもこのようなお付き合いが続いているのはとても素敵だなと思いました。また、お話を聞いていると、橋本さんは野村證券が大好きで、アナリストとして誇り高く働いていらっしゃることを強く感じました。私も、自分の会社が大好きで、自分の担当する仕事に誇りを持ち、キャリアを積みたいと考えていたので、とても刺激になりました。理想の姿に近づけるよう一生懸命勉 強します!
 橋本さん、お忙しい中を私たちのために東京から駆けつけていただき、大変ありがとうござい ました! 

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