視野を広く【河合】

お久しぶりです!

同期の8期生が僕より一足早く(僕が一足遅く?)卒業し就職してはや1ヶ月、みんながどんなことをしているのか、コロナの感染状況がよくなったらお酒でも飲みながらいろいろ聞くことを楽しみにしている、8期生の河合です。

 

前回のゼミにエネ庁の中山さんがお越しくださり、世界でのエネルギー関する動向や日本のエネルギー政策やなどのお話をしてくださいました。

 

その中で、僕がコーポレートファイナンスを学ぶ中で感じたことと似たような思いを抱いたので、ブログに残します。

 

先日、アメリカで行われた環境サミットで各国が2050年に二酸化炭素などの大気汚染ガスの排出を実質ゼロにすることを念頭に、2030年時点での排出削減目標を発表しました。

排出量が最も大きかった年を基準に各国が削減目標を設定している点などに、違和感を感じましたがそれは置いておいて…

 

僕は、今まで環境問題のことばかり考え、いかに温室効果ガスの排出量を減らすことができるか、が重要であると考えていました。

ただ、中山さんのお話の中で、「エネルギーセキュリティー」という言葉を初めて知りました。これは、エネルギーの大半を海外、主に中東地域に依存している日本が、それらの国の情勢などに左右されずに、いかに確実にエネルギーを確保していくための資源開発を進めるか、という意味を持つと理解しています。このエネルギーセキュリティがもし保てなくなってしまったら、日々の生活に影響を及ぼすだけでなく、日本の産業にとっても大きなダメージを与えうることを知りました。

 

僕は、環境問題に関心を持っているあまり温室効果ガスの排出量削減にばかりに注目してしまい、このエネルギーセキュリティーに関しては全く何も考えていなく、自身の視野が狭さを感じました。

この感覚がコーポレートファイナンスを学ぶ中で感じたことと似ています。

 

コーポレートファイナンスに出会う以前から社会課題の解決に関心を持っていたため、企業は社会のためにあるべきだと考えていました。しかし、コーポレートファイナンスの勉強をしていく中で、企業の価値や、株主の価値を最大化することの大切さを学びました。

ここから、視野をより広く持って物事を知る必要があるし、その上で考え議論することが大切であると気がつきました。

 

自分は物事について考える中で視野が狭くなる傾向にあると改めて感じたので、意識して一歩引いて考えたり、様々な情報・意見に触れたりすることを今後意識していきたいと思います。

 

日本は2030年時点での目標を2013年比で46%削減すると宣言しました。これは実際とても高い目標であるそうです。官庁や民間が力を合わせて取り組み、エネルギーセキュリティを確保しながら、この削減目標達成を目指していくことに今後も注目していきます。

視野を広く【河合】 への1件のコメント

  1. 杉山聡一

    コラム信仰者の杉山、まさきのブログを読んで「「こうあるべきだ」は虚しい主張」を思い出したよ。
    一人で多角的に物事を考えることができることに越したことはないけど、それに加えて、他者の意見を素直に受けとめて、一度その視点から考えることができる受容力?もほしいものです。
    視野を広げるために、何をすればいいんやろね。何してる?

    返信

杉山聡一 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL