こんにちは、9期生の長谷川です!
今日は私の卒論テーマについてご説明します。私は、「ESG投資に対する評価と企業価値の関係性」をテーマに進めようと考えています。
ESGの考え方は近年様々なところで目にするようになりました。投資やビジネスの世界ではもちろんのこと、大学の講義や新聞・ニュースなどでも取り上げられることが多いテーマです。私たち9期生も昨年、ESGに関連して脱炭素やエネルギー問題をテーマにレポートを執筆しました。
ESG投資とは、「”Environment / Social / Governance”の3つの観点を軸に投資を行うことを促進する投資家のための考え方」です。投資家がESGを重視するようになると、企業もESGに考慮して経営を行わなければ、資金を得られなくなってしまう可能性があります。結果として、ESGの観点を考慮した上で経済活動を行う企業が増え、持続可能な社会の実現に繋がります。
今や目先の価値だけでなく、持続的な目線での価値を考えて私たちは経済活動を行うことが重要だと思います。しかし、本当にESG投資は本来の役割を十分に果たせているのでしょうか。もちろんこれだけ全世界で重視されている考え方なので、ESG投資に全く意味がないとは思いません。ただ、どうしてもESG投資が企業価値の拡大に貢献しているのか、納得できない部分があります。投資家は本当にESGの観点に沿って投資を行っているのかを疑問に感じたり、企業のホームページに記載されているESGの取り組みと企業価値拡大の関連性がわかりにくなったりするためです。
このような疑問から、まずはESG投資に対する見方や研究について理解して分類しようと考えています。その上で、現段階ではESGにおける評価と企業価値の関係性について分析を行っていきたいと思います。