日本ハムの工場と物流センターを見学しました。
9 月 19 日に日本ハムファクトリー株式会社と日本物流センター株式会社を訪問させていただきました。日本ハムグループの誇るバーティカル・インテグレーション・システム(飼育から処理・加工、物流、販売までの全工程を自社グループで一貫して行うシステム)の一端を見学させていただいた経験を経て、日本ハムグループの構造のみならず、理念や信条への理解を深めることができました。
午前は日本ハムファクトリー株式会社の兵庫工場にお邪魔しました。こちらは処理・加工といった生産を担う会社で、主にあの有名な「シャウエッセン」を製造されています。一連の製造工程を見学させていただいた後に、試食と質疑応答の時間を設けていただきました。香ばしくスモークされた出来たてのシャウエッセンは一口かじると、パリッとした音の後にジュワっと肉汁が口の中に広がりました。このパリッと感を出すために天然の羊腸を使用され、スモークは数種類のチップを独自に配合されているそうです。35 年のロングセラーも納得の味でお世辞抜きにとても美味しかったです。
質疑応答では、コスト削減に関する質問をしたときに、製造コストの削減だけでなく賞味期限を延ばしロットアウトを削減したいという回答をいただきました。この回答に、自分の視野の狭さを感じると同時に頂いた命を大切にする日本ハムグループの理念を感じました。午後は物流の要である日本物流センター株式会社を訪問させていただきました。工場見学をさせていただくことはあっても、物流倉庫を見学させていただける経験はめったにないように思います。
特に強みであるダイレクトルートセールスを活かし、解凍業務の請負や個別配送などをすることで付加価値を独自に生み出しておられるのは興味深いなと思いました。既存の仕事だけにとどまらず新しく価値を提供されようとする姿勢はまさしく物流のプロフェッショナルだと感じました。
お世話になりました日本ハムファクトリー株式会社様と日本物流センター株式会社様の皆さま、そして日本ハム人事部の十河様ありがとうございました。