2023年度の宮川ゼミの夏合宿は東京へ行きました!9月4日と5日の2日間にわたって、東京証券取引所をはじめ、三菱重工業株式会社、りそなアセットマネジメント株式会社や株式会社ポリフォニー・デジタルなどの企業を訪問し、見学やミーティングをさせて頂きました!
この超豪華盛りだくさんのゼミ合宿の模様を1日目、2日目に分けて紹介していきたいと思います!
1日目のスタートは東京証券取引所の見学です。案内の方に付いて各施設を回り、取引所の歴史などについて学びました。現在では株の売買はすべてコンピューターで行われていますが、昔は私たちがいるフロア一杯に企業の方々が集まって取引をしていたそうです。新聞やテレビでしか見たことのないチッカー(株の銘柄が表示される電光掲示板)が実際に動作している姿に皆興奮していました。
一日目の最後に訪問したのは、りそなアセットマネジメント株式会社です。ここでは責任投資部や株式投資部のファンドマネージャーの方々とミーティングを行いました。りそなアセットマネジメントが発行するレポートをもとに、ESG投資に対する会社の考え方や、インパクト投資とESG投資の違いについてご説明を頂きました。さらに、ファンドマネージャーの方々からも直接お一人ずつお話を伺うことができました。その中で、財務諸表などのデータだけでなく、必要ならば、何度も企業を訪問して、必ず、現地、現物の視点を加味して判断しているいうお話が印象的でした。単にファンドマネージャーとして顧客のリターンに資するのみならず、投資によって本気で世の中を良くしていこうという心意気が非常に感じられ、良い意味でファンドマネージャーという職業に対する固定観念が覆りました。ミーティングが終了したのちには、近くのお店で懇親会を行いました。その席でも、時間が足りないくらいに仕事における思い入れや葛藤について熱いお話をいただきました!
次に丸の内にある三菱重工業株式会社を訪問しました。駅前にあるカメラに収まりきらないくらい巨大なビルに入ると、フロアはすべてガラス張り!さすがは日本を代表する大企業のオフィスです。ここでは、三菱重工のIR・SR室長をはじめ、三菱UFJ信託銀行株式会社の方々と共にミーティングを行いました。IR活動の現場のお話や株主総会の実務のお話についてご説明頂いた後、フリーディスカッションを行いました。我々ゼミ生の素朴な質問に対しても一つ一つ真摯に回答して頂きながら、「良い経営とは何か」など様々な話題で議論は盛り上がりました。実際に投資家を相手に仕事をされている方々と株主と企業の関係について議論する中で、普段学生の私たちがゼミで議論することとはまた違った、現実の厳しさを感じさせるような興味深いお話を多々伺うことができました。
一日目はタイトなスケジュールで沢山電車も乗り継いだので、中々大変でしたが、投資を受ける企業と投資をする企業という対照的な立場の企業を訪問するという貴重な経験ができました。心は興奮していましたが、ホテルに戻るとすぐに寝てしまいました。体は正直なものです(笑)。二日目はゲーム会社に官公庁とまたまた毛色の違うところが登場します。お楽しみに!