休日の読書場所とご近所さん(No.8)
おいおい、もう 1 ヶ月が終わっちまったぞ。もう残り 5 ヶ月になっちゃったよ。常にあくせくしていないと落ち着かない、落ち着いていると落ち着かない。まさに 25 年間にわたる多忙なサラリーマン生活の賜物でして、なんとかこの性格を直したい。あくせくしているからといって何か努力しているかというとこれまた特になんの努力もしない。努力しないくせして、わずかでも何か前に進んでいないと不安になるという実に厄介な性格は、このシアトルには絶対にふさわしくない(というかふさわしい地域はかなり限られる)。
というわけで、取りかかり中だった原稿一本をようやく書き上げ、校正も提出し終わったところで、少し腰を落ち着けようと思っています。自宅から歩いて 3 分のところに Maple Leaf Park という公園があり、大学から帰るとまずこの公園を軽くジョギング(もしくは根性のないときはウォーキング)して、十分なストレッチをします。今のシアトルは 8 時過ぎまで明るいので時間は十分で、その後シャワー。
これが Maple Leaf Park。ジョギングコース以外にテニスコートにバスケットコートもあります。
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この公園に行くまでの住宅街がまたすばらしく散歩道としても気持ちがいい。ご近所さんの町並みも写真に撮りました。次のような雰囲気で、幼稚園の子供に家の絵を描かせるとだいたいこういう絵を描くんじゃないかというような典型的な形の家々が並んでいます。
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家には必ず煙突があって暖炉が標準装備でいることがわかります。それにしてもヘタな写真です。
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この Maple Leaf からはレーニア山とその下に Green Lake が見えます。富士五湖じゃないです。この Maple Leaf Park もすばらしいのですが、ここからレーニア山とともに眼下に見下ろせる Green Lake という湖までが歩いて 20 分足らずです。Green Lake Park がまたすばらしく、シアトル市民の手近な憩いの場となっています。とにかくシアトルは緑と水が多く、森と泉に囲まれたブルーコメッツのような町です(これ、ちょっと若いキミたちにはわかりづらいと思いますが)。Green Lake Park もお決まりのテニスコートとバケットコートに加えて野球場あり、カヤック乗り場あり、ジョギングトラックあり、釣り場あり、と至れり尽くせりの公園なのですが、ここのベンチの位置取りが非常にいい。頑丈で大きなベンチが湖の水際ぎりぎりのところにぽつん、ぽつんと離れて設置されています。
晴れた休日にこのベンチか芝生でぼーっと日がな一日の時を過ごす、というシアトル時間の使い方にまだ慣れないあくせく野郎の私としては、かばんに 2,3 冊の本と論文の束を持って行き、あくせくと読書をしています。もちろん持参する本は小説などではなく、計量経済学の教科書だったりするわけです。 5 月初めのシアトルは不思議な気候で、日が当たる場所だと日差しが強くて汗ばむほどに暑いのに、しばらく日陰にいると寒いくらいの体感温度になるため、本を読むベンチはいささかの検討が必要。あまり水辺に近いベンチは惜しいがまだ本を読むにはやや寒い。
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公園のコートにフラっと来てやってるわりにはかなりレベルが高いってのはさすが。
本稿は宮川研究室ゼミ生に向けて発信されたメッセージであり、ゼミ生の問題意識を喚起することを目的としたものです。
本稿における観察及び意見は宮川壽夫の主観による個人的見解であって大阪市立大学の考えを代表するものではありません。
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