今週水曜日、宮川研究室10期生の卒業論文の発表会を行いました。卒業論文は大学4年間の集大成であり、卒業生それぞれの思いがたくさん詰まっています。今回は大変残念なことに、発熱当日会場に来られない先輩も一人いました。また機会を改めて発表してもらいたいと思っています。
それぞれの研究内容について20分発表し、発表後には質疑応答の時間を10分設け、ゼミ生から質問とコメントをもらい、最後に先生から講評をいただく流れで進行しました。論文のテーマは配当政策から株価アノマリーまでと幅広く、研究に使った手法もそれぞれの傾向と特徴がありました。先生は卒論についての講評に加え、卒業論文に現れたそれぞれの個性、問題設定の面白さ、研究の貢献について話しくださいました。また、卒業論文を書き上げる過程を振り返り、みんな様々な苦労をよく乗り越えてきたと、激励の言葉を交わしました。
発表会には11期生、12期生も参加しました。11期生は先輩の卒業論文のテーマ設定から研究結果までの全体像を初めてまとめて教わる機会となり、自分たちの研究テーマを考える大きなきっかけとなりました。
12期生は内容の「2割がわかり、8割がわからない」と言う人が何人かいましたが、教科書の専門用語が要所要所出てくるのがとても新鮮で感動を受けたと言います。これから2年をかけて卒業論文完成に向けての道筋が少しは見えてきたのではないでしょうか。
発表終了後は皆で飲み会に移動し、10期生の先輩一人一人から後輩へのメッセージをいただき、本日に至るまでの苦労と学び、後悔したことなどをたくさん教わりました。先輩の言葉をこれからの卒業研究に活かし、ゼミでの時間を大切にしたいと思います。宮川先生、10期の先輩、ありがとうございました!