卒業論文発表会

卒業論文発表会が行われました

 2019 年 2 月 9 日に私たち 6 期生の卒論発表会が行われました。今年は先生から「レベルの高い論文ばかりだ」とお墨付きを頂いていたこともあり、自分が発表することはもちろん、同期のプレゼンを聞くことも楽しみにしていました。実は少しフライングして、前日にみんなの論文を流し読みしてしまうくらい、僕にとっては胸が高まるイベントでした。また例年、宮川ゼミの卒論発表会では大学生活でお世話になった方々を発表会に招待しても良いということで、今年は木岡の親御さんが来られていました。

 プレゼンは CSR 活動に関する研究をおこなった永長から始まりました。永長はゼミに入る前から企業の CSR活動に興味があり、その意義をファイナンスの視点から説明したいと考えCSR 活動を卒業論文のテーマに選びました。研究成果は当初永長が期待していたものとは逆になりましたが、研究を通して CSR 活動について勉強できたことに満足感を覚えているようでした。そして木岡はファミリー企業に関する研究を行いました。三回生の時にチームでおこなった研究をそのまま引き継いで卒業論文にした木岡は、ファミリー企業の優位性について自信を持って主張していました。ファミリー企業は非ファミリー企業に比べて収益性が高くなる一方でリスクも高くなる、という研究成
果を出し、チーム論文の時よりもさらに発展させた研究として論文にまとめました。

 膨大なデータセットを作成しファクトファインディングをお
こなった小松は楽しそうに研究成果を発表しました。小松は日
本企業とアメリカ企業それぞれで 1989 年と 2018 年の時価総額と売上高の上位 100 社がどのように変化したのかを観察し、その見識を論文にしたためました。小松の作ったデータは社会情勢に関する一般的な見解を裏付けるようなデータで、小松が愉しげにプレゼンをおこなっていたのも頷ける内容でした。私は広告に関する研究をプレゼンテーションしました。B to B 企業の広告は意味があるのか、と三回生の時に参加した大阪インテレクチュアルバーで話題になったことをきっかけに始めた研究で、満足のいく成果を残せました。B to B 企業の広告活動は企業価値に影響を与えないという研究成果を残しましたが、この結果が広告研究体系の発展に少しでも寄与できたらと思います。

 永長と同じく CSR 活動に関する研究をおこなった永舩は、
堂々と自身の研究成果を発表しました。研究手法は永長とは違
ったものでしたが、永長・永舩共に CSR 活動は資産効率と企
業価値を毀損するという同じ研究成果を残しました。永舩は過
去の研究や CSR 活動の情勢を分析しながら仮説を組み立てており、聞いている方も納得する論理展開でプレゼンをおこないました。原田は現在進行中の研究についてプレゼンを行いました。インタンジブルズの多い企業は配当が粘着的になるという仮説のもと行われる分析は、ある程度ファイナンスを学習したものでないと理解が難しい内容で、そのレベルの高さを伺うことができました。偉そうに書いていますが、僕も十分に理解ができたわけではなく事前に原田から話を聞いていなければ、全然わからなかったと思います。それだけ難しい研究に取り組む同期に尊敬の念を抱くと共に、原田の学問への執念深さに少しだけ嫉妬しました。

 イアンは企業のデリバティブ利用が企業価値にどのような影響を与えるのかを分析しました。イアンの研究は扱っている題材のレベルが高いものでしたが、その説明も含めて理解しやすく工夫されたプレゼンでした。特に研究成果に対するイアンの解釈には驚嘆しました。企業のデリバティブ利用は合理的ではあるが、企業価値には影響を与えないという研究結果に対して、デリバティブは投資家による評価が難しいため企業価値には反映されないと考察し締めくくったプレゼンは納得のいくラストでした。残念ながら中尾、馬場は体調不良で発表はできませんでしたが、それぞれに1年間を通して勉強したことを、論文として残していることと思います。 

 最後になりましたが、当日会場準備をしてくれた後輩たちや一緒に卒論発表会を作り上げた同期、そして 1 年間卒論を指導していただいた宮川先生、ありがとうございました。最高の卒論発表会になりました!

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